漆はウルシノキの樹液である。漆工芸は日本を代表する工芸の一つとされる技術であり、文化である。日本のさまざまな地域で発展した漆の技はそれぞれの文化と共にその特徴を持った。
やがてその美しさや性能には世界から注目が集まり、日本を代表する工芸品の一つとされた。5000年の歴史を超える人と漆の交わりその歴史の中で1300年を超えて育まれた京都の漆工芸。黒や朱の静謐でつややかなる塗肌「漆塗」、金粉や銀粉によって描かれる意匠「蒔絵」、海の光をその身に取り込んだ貝の輝き「螺鈿」。
つねに自然からの恵みをその美しさに取り入れながら、時代と共に変化しながらも常に日本のこころを表してきた漆工芸。用と美を兼ね備え、人と共に育ち、美しく老いる。そんな漆器を作ることが漆の物づくりの目標の一つだ。(三木表悦)
四代 三木 表悦
羽田 登喜
冨田 珠雲
四代 諏訪 蘇山
六代 小川 文齋
岡山 高大
四代 涌波 蘇嶐
叶 具夫